今回の記事では、バフェット太郎さんの「長期金利急落で明暗上がるハイテク株と下がる金融株」を分かりやすく要約したいと思います。この要約を読めば、①ハイテク株の上昇と金融株の下落が予想される理由。②これからコモディティが上昇する理由 が分かります。
バフェット太郎さんといえば、高配当株10社(10銘柄)に投資することで安定的に投資収益を得る方法を実践していることで有名ですが、現在もそのような運用方法なのでしょうか?
これだけ知識があればもっと幅広く分散させて、リターンを維持したままリスクの低減とかをやってのけそうな感じがしますが。
ではさっそくまとめから
この動画のまとめ
ハイテク株の上昇と金融株の下落が予想される理由。
- 米国では物価と消費の回復が続いている。先週発表された消費者物価指数は前年同月比で+5.0%となった。この伸び率は原油価格がピークを付けた2008年8月以来およそ13年ぶりの伸び率。
- 今回の大幅な物価上昇に対してFRBは、コロナによるサプライチェーンの混乱と、消費者需要の後ずれが原因と考えており、インフレ圧力は年内に後退すると考えている。
- 2カ月連続で雇用統計が予想を下回るなど、労働市場の回復ペースが想定より遅れている。これにより「テーパリング(量的緩和の縮小)の議論開始が遅れる」という見方が広がり、長期金利が低下している。
- 長期金利低下により、ハイテク株は期待PERが上昇し価格が上昇、反対に金融株は価格が低下基調にある。
これからコモディティが上昇する理由
- 一部の投資家は今回のインフレが持続する可能性を危惧して、インフレヘッジとしてコモディティへ資金を振り向けている。
- 銅や原油、金の強気相場は続いており、「素材株」や「エネルギー株」、「金鉱株」は引き続き強気の姿勢で大丈夫だと考えられる。
投資家マセマの見解
- マセマは「インフレヘッジ」と「株価暴落時のクッション」として金現物を4%、金鉱株を4%程組み入れている。
- 一方、米国株の比率は落としており、結果ハイテクの比率は低めになっている。現在のPERは高すぎる。
- 上昇したPERは必ず逆に振れるので注意が必要。PERの低下を加味しても価格が正当化される株を選ぶべし。
- このあたり、Asset Allocation Interactiveを使えばどのアセットが割安か割高化はすぐにわかる。下図はAsset Allocation Interactiveで今後10年のアセットのリスクとリターンを現した表である。横軸が毎年のリスク、縦軸がリターンである。
- 例えば、先進国の株式の期待リターンは年次0.8%となっており、これは現在の高すぎるに起因する。一方新興国株の期待リターンは約5%である。
- 自分のポートフォリオのリスク・リターンも計算できるので、英語が多少できる方はチャレンジしてみていただきたい。もちろん無料。

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