今回紹介する動画は、両学長の「第192回 【楽天完敗か?】「SBI・Vシリーズ」に乗り換えるべきか解説【米国株インデックス】【株式投資編】」です。
「SBI・Vシリーズ」はネット証券最大手のSBI証券が出した、超低コストのインデックスファンドです。人気の楽天×バンガードの競合となる商品なので、比較も含めて詳しく解説されています。
記事の後半は、私投資家マセマの見解となっており、動画だけでは得られない情報てんこもりです。合わせてご覧ください!リバランス手法の最適化など、他では手に入らない貴重な情報です。
また、今回紹介した動画は記事最後のリンクから見ることができます。
それでは早速まとめからいってみましょう!
動画まとめ : 「SBI・Vシリーズ」に乗り換えるべきか解説
- SBI証券から、業界最安コストの米国株インデックスファンド「SBI・Vシリーズ」が発売された。
- 「SBI・Vシリーズ」は、低コストETFで世界大手のバンガード社ETFに投資する投資信託。そのため非常にコストが安くなっている。
- 投資信託に投資する場合は、信託報酬だけでなく、隠れコスト(売買委託手数料・税金・その他費用)や財産留保額(解約費用)等にも注意が必要。
- まだできたばかりのファンドなので、実質コストは現状分からないが、おそらく低いと考えられる。(学長意見)
- SBI・V・米国高配当株インデックスファンドは、高配当株投資なのに分配金(配当)が出ないので、高配当のうま味が少ない。
- 楽天からの乗り換えは、検討に値するが、すぐにする必要があるかどうかは個人で見極めてほしい。
投資家マセマの見解
これまで、楽天バンガードシリーズへの投資を行っているのであれば、無理にSBIに切り替える必要はないと思う。コストの差は微々たるものだし、楽天も今後SBIに追従してコストを下げてくる可能性がある。
また、切り替えをお勧めしない最大の理由は税金である。
これまで楽天バンガードに投資をしてきた人であれば、相当な利益が出ているであろう。今乗り換えるということは、これまでの利益を確定しその利益に対する税金を払うことになるのである。
この資産額の上昇に対する税金(キャピタルゲイン税)を回避できることがインデックス投資の肝であるにも関わらず、税金を払ってしまえば本末転倒。
もしそれでもこの信託報酬の差を気にするのであれば、これからの積み立て分をSBI・Vの購入に充てることをお勧めする。
そうすればただちに余計なコストを払う必要はないし、楽天が信託報酬を下げてSBIに追従(あるいは逆転)した場合にも対応できる。
この手法はインデックス投資家の年中行事 ”リバランス”でも用いることができる。
リバランス時に売却を行っている投資家も多いかもしれないが、売却を行わず今後の積み立て金額でリバランスを行う「ノンセル・リバランス」を行えば、税金を最小限に抑えることができる。
このノンセルリバランスの手法については、書籍などでも見かけたことがないので、近々記事を書いて詳細について説明したいと思う。
以上、投資は自己判断!
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