今回紹介する動画は、YOUTUBE登録者数爆増中の中田敦彦さんの「【お金の増やし方①】世界のお金持ちが実践する資産形成術」です。この動画では中田敦彦さんが、書籍「世界のお金持ちが実践するお金の増やし方」(高橋ダン著)を分かりやすく解説しています。
つまりこの記事は「書籍を説明した動画の要約」という二重翻訳となっている点にご留意ください。
とはいえ、動画自体がとても分かりやすくまとめられているので、この要約も「初心者でも理解できる」レベルになっていると思います。
それでは、早速動画のまとめからいってみましょう!
動画まとめ:【中田敦彦のYouTube大学】【お金の増やし方①】世界のお金持ちが実践する資産形成術
- まずは支出管理が大事。家賃・生活費・教育費・その他費用を適切に管理し、無駄な支出を減らし、投資に回せるお金を増やす。(これは、名著「投資の大原則」でも最初に語られていること。どの時代でも原則は”倹約”であることは変わらないようだ。)
- 長期と短期の投資に分ける。長期が7~9割、短期が1~3割。
- 長期投資はS&P500一択のような偏った配分はリスク(価格の変動量)が大きくなるので良くない。株式・社債・不動産・国債・現金・コモディティに配分するのがオススメ。同時に暴落しにくいので、ポートフォリオ全体のリスクを下げることができる。
長期投資の手法
- 高橋ダンが投資対象として薦めているのは”ETF”。いつでも売買できて、手数料が低くことが理由。出来高と純資産総額が高いものを選ぶことが重要。
- 投資信託の方が、自動で再投資してくれるので初心者には扱いやすいが、長期で考えればのETFの方がコストが低いので、中級者以上はETFがオススメ。
長期投資のリスクを下げるために徹底分散を心掛ける
- 徹底分散を強く強調している。株式(先進国、途上国)、国際(短期・中期・長期)、コモディティ(金・銀・プラチナ・ビットコイン)に分散する。
- ドル建て・円建て・ユーロ建てといった通貨分散も必要。これによってボラティリティ(資産の変動量)を抑える効果がある。
リターンを上げるための”ローテーション戦略”
- 毎月の分配金は、その月にパフォーマンスが良かった投資先に再投資する。
- 毎日決まった時間に経済ニュースをチェックする。日経だけでなく、ブルームバーグ、ウォールストリートジャーナルのように、アメリカのニュースをチェックすることが重要。アメリカは経済の中心なので、アメリカだけでなく、新興国に関する情報も得ることができる。
投資家マセマの見解
- その月にパフォーマンスが良かった投資先に再投資するというのは、初めて聞いた手法である。モメンタム投資に似たような効果が得られるのか?(すみません、勉強不足です。)
- 徹底分散の必要性については、強く同意する。もちろん、数十年先のリターンの期待値が最も高いのはS&P500かもしれないが、それまでの価格下落に耐えられる投資家がどの程度いるか疑問。なので分散してリスクを下げて、資産の価格の変動を抑えることが重要である。
最後にインデックス投資の神様「バートン・マルキール」の言葉を借りて、この記事の締めとしたい。
「私は、株式だけでなく債権の比率もある程度高めておくべきだと考える。人は自分が思うほど、リスク許容度は高くなく、暴落に耐えられず投資資産を売却してしまう。」(バートン・マルキール ウォール街のランダムウォーカーより) ※言葉はうろ覚え。たぶん言ってることはあってる。
ちなみに今回紹介されていた書籍の著者、高橋ダンさんの動画は過去に要約したことがあるので、合わせてご覧ください。
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